渡り鳥の種類 渡り鳥は、「夏鳥」、「冬鳥」、「旅鳥」の3種類に分類できます。もちろん、どの土地を基準にするかによって変わりますが、たとえば日本を基準にして、それぞれどんな鳥がいるのか、調べてみましょう。 夏鳥 春に東南アジアから日本に渡ってきて日本で卵を産み育て、秋にまた南に飛び去っていく鳥たちのことです。代表的な夏鳥として、ツバメ、カッコウ、サシバ、ハチクマ、サンコウチョウなどが、その例です。 (参考)WikiPedia日本の夏鳥 冬鳥 夏にシベリアで繁殖したガンやカモが秋になると、冬を越すために日本にやってきます。これを冬鳥といいます。ガン、カモ、ハクチョウ、ツル、ヒシクイなどが、その例です。 (参考)WikiPedia日本の冬鳥 旅鳥 シベリアで繁殖し、秋に日本を通過してオーストラリアに行く鳥たちがいます。春になるとオーストラリアから日本を通過して、シベリアに戻ります。春や秋の一時期だけ、日本を通過するので旅鳥と言われています。シギやチドリの仲間がこの旅鳥です。 今回のアースリウムの地球儀には、このシギ・チドリ類が飛ぶ範囲を示しました。シギ・チドリ類は世界中に分布しており、主に北と南を往復するので、経度によってその範囲が少しずつ違っているのがわかります。 (参考)WikiPedia日本の旅鳥 ちなみに、一年中同じ地域で見られる鳥は「留鳥」と呼ばれています。日本では、スズメやハト、カラスが代表例です。 (参考)WikiPedia日本の留鳥 これらの分類は、地域によって異なります。たとえば、ヒマラヤを越えることで有名なアネハヅルは、ロシアやモンゴルでは夏鳥ですが、インドやパキスタンでは冬鳥です。 |