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最近の主な気象災害:2009-2010

2009年

 年初には、オーストラリア南東部で高温と少雨が続き森林火災が発生しています。3月、アフリカ南部では雨季の大雨でザンベジ川上流が洪水に見舞われ、数十万人が避難したと言われています。フィリピンで台風1号、2号、16号、17号、21号が接近し被害が相次ぎました。

2009年

気象庁「気候変動監視レポート2009」より作図 拡大する

高温:中国-中東(2-10月)、ミクロネシア-インドネシア(4-12月)、マダガスカル周辺(1-2月、5-12月)、中米-南米北部(5-12月)、オーストラリア南東部で森林火災(1-2月)

低温:アメリカ中部周辺(10月、12月)、中国周辺(11月)、西シベリア-中国東部(12月)

多雨:アフリカ南部(3月)、ヨーロッパ北部(7月)、アラル海-アフリカ北部(9月)、インド南部(9-10月)、モンゴル東部-北海道南部で大雪(12月)

台風やハリケーン:フィリピン(5月 9-10月)

少雨:アルゼンチン北部周辺(1月、3-4月)

詳細は気象庁のレポートをご覧ください。


2010年

 アメリカで異常低温となり、2月にはワシントンDCで過去最大の積雪量を記録しました。7月下旬から8月上旬の大雨による洪水でパキスタンで2000人近い死者が発生、中国甘粛省で大規模な土砂崩れが発生するなど大雨による被害がありました。オーストラリア東部では長く続いた干ばつから一転して、広範囲にわたる洪水に見舞われました。

2010年

気象庁「気候変動監視レポート2010」より作図 拡大する

高温(熱波):東南アジア、中東-アフリカ南部、マダガスカルおよびその周辺、北米東部およびその周辺(通年)、南米北部(1-11月)、日本およびその周辺(6-9月)

低温:西シベリアおよびその周辺(1-2月、12月)、モンゴルおよびその周辺(2-4月、12月)、ヨーロッパ(1-2月、11-12月)、アメリカ南東部およびその周辺(2-3月、12月)、南米南部(5月、7-8月、12月)

多雨:パキスタンおよびその周辺で洪水(6-9月)、カリブ海周辺(6-12月)、インドネシア南部およびその周辺(7-10月)、中国中部で土砂崩れ(8月)、オーストラリア東部で洪水(12月)

台風やハリケーン:西日本-タイ(10月)

少雨:ロシア西部およびその周辺で森林火災(6-8月)

詳細は気象庁のレポートをご覧ください。


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