NTT DATAThink Daily

  • 地球リポート
  • 地球ニュース
  • 緊急支援
  • 告知板
  • Think Dailyとは

地球ニュース

RSSrss

Living

マルイも無印もGAPも 広まる古着回収の取り組み

2013.09.25 平澤 直子

clotharrows:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by Lauren Jong

10月11日より、百貨店の丸井各店で、秋の衣料品下取りチャリティーが開催されます。これは、消費者が持ち込んだ不要の衣料品を受け取り、それを①被災地の衣料品店で再販売、②被災地の方々が雑貨にリメイクしてマルイ各店で販売、③日本救援衣料センターを通じて途上国へ寄贈、④マルイ各店でチャリティー販売し、収益金を全額社会貢献活動継続費用に、のいずれかの方法で社会貢献活動に活かすというものです。

国内で年間約100万トンもの衣料品が廃棄されているといわれている今、丸井以外にもたくさんの企業がこのような取り組みを始めています。ギャップジャパンユニクロでは店頭で回収した衣料品をNPOや国連機関などを通じて世界中の難民や被災者に送るリユース活動をしていますし、イオンリテールの展開する地球環境に配慮したエシカルなショップ、SELF+SERVICEでは、海外への寄贈のほか、裁断して工場用ぞうきんにしたり、衣料品をほぐして別の製品を作ったり、原料レベルまで戻して新たな繊維を作ったりと、さまざまなレベルでのリサイクルを行っています。

また、リサイクル技術の中でも今注目したいのが、衣料品から燃料を作る技術です。イオンリテールのほか、丸井や無印良品を展開する良品計画など11社が参加するFUKU-FUKU PROJECT(事務局:日本環境設計)では、衣料品に含まれた綿繊維はバイオエタノールに、その他の繊維はコークスなどほかの燃料にリサイクルする技術により、100%リサイクルを目指しています。

これらの活動を通して、丸井では2年半で約285万点、ユニクロは6年間で約2106万点の衣料品を回収しましたが、日本では、廃棄されている衣料品がまだまだあります。お手元にもう着なくなった衣料品が眠っていたら、さっそく、近隣の回収スポットへ出かけてみてください(※)。

※回収できる衣料品の種類、時期などは店舗により異なります。詳細を店舗に確認の上、お出かけください。



関連するURL/媒体

Bookmark and Share

Thinkテーマ別に読む

Business, Living

このニュースの地域

日本 (日本

平澤 直子