Art & Design
2013.05.07 岩井 光子
xChangeの紹介ブックレット。「日本人は、1年間10キロの服を買い、9キロを捨てている」と書かれています
「あなたに無限のクローゼット(Infinite closet)を提供します!」と2008年、ネット上に服の交換サイト「99dresses」をオープンしたのは、オーストラリア出身の10代の少女、ニッキ・ダーキンさんでした。希望者は着なくなったドレスをサイトにアップして「ボタン」に替えると、その「ボタン」で気に入ったほかのドレスと交換できるという仕組み。お小遣いを1ドルも使わずに次々と新しいドレスが試せる夢のようなサイトは口コミで大評判となり、4カ月で約4500着がアップされました。
「せっかく買ったお洋服、捨ててしまうのはもったいない!」と、世界各地で着なくなった服を交換し合うパーティーがブームになっています。その波はもちろん日本へも。中でも評判なのは無料のおトクさだけでなく、服にまつわるエピソードやメッセージもタグに記して交換し合おうと、古着の交換に人の温かみを加えたxChange(エクスチェンジ)。2007年、代官山のヨガスペースとのコラボから始まった数カ月に1度のパーティーは、主宰の丹羽順子さんのアイデアによる流木やグリーンをさりげなく使ったおしゃれな演出が話題を集めてきました。つい最近では、J-WAVEとのコラボによるアースデイ東京2013への出展や1周年を迎えた渋谷ヒカリエでのイベントが大盛況に。
そんな話題のxChangeが新たにコラボするのが台湾映画「台北カフェ・ストーリー」。台北にオープンしたおしゃれなカフェで開かれる物々交換会では、様々な「モノ」と一緒にそれにまつわる物語も交換し合います。xChangeをほうふつさせる、おしゃれで温かく、じわっとくるストーリーです。作品の配給元であるユナイテッドピープルでは、6月の環境月間に合わせ、この作品の自主上映会とxChangeのパーティー開催を合わせて企画してみませんか、と広く呼びかけています。
5月17日から6月16日の間であれば、上映料が通常の半額になるそうです。上映希望者にはxChangeのブックレットなどをプレゼント。申し込みはユナイテッドピープルのこちらのフォームから。
今じわじわと共感を集めつつある注目のxChangeをおしゃれな台湾映画の鑑賞会と組み合わせ、仲間と楽しく企画してみませんか?
関連するURL/媒体
http://www.taipeicafe.net/archives/636