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花育カルタワークショップで　photo by Naoko Hirasawa

4月30日、世田谷ものづくり学校で「みどりの学校」が開催されました。「みどり」に関連したさまざまなイベントが行われる中、ひときわ大きな歓声があがっていたのが、みどりのともだちプロジェクト（主宰・和田徳之氏）の花育カルタワークショップ。参加した子どもたちは、花の絵が描かれた紙に色を塗るところからはじめ、最後はそれを使ってカルタ取りを楽しんでいました。

この花育カルタ、普段はすでに完成した（色のついた）状態で売られています。花の絵と英語名が書かれているところまでは普通のカルタとそう変わりませんが、裏にはその花の特性や産地、花言葉などが書かれているところが花育ならでは。「植物や花は、人間と同じで様々な個性をもっていますが、カルタを通して、子どもたちがこの素晴らしい個性を尊重し、慈しみの心や優しい気持ちをご家族やご友人と一緒に育んでもらえたら」と、製造元の「サニハユニハ」（主宰：吉田美帆氏）はコメントしています。

全国花育活動推進協議会によれば、花育とは「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと」。育てる機会こそないものの、花育カルタは正にそのコンセプトを体現した玩具と言えそうです。

なお、全国で行われている花育には、カルタのほかにも、フラワーアレンジメントや寄せ植え、押し花など、さまざまな活動があります。興味のある方はぜひ同協議会のイベントページをのぞいてみてください。