Art & Design
2012.07.24 アマサワエンジィ
ダボッとした服もまたたく間にスタイリッシュにリメークしてしまうオーエンスさん
写真提供:Jillian Owens
「これから1年、私は誰も着たがらない服を着ます...寄付されたものの汚れや損傷が激しく、捨てざるをえない服を」。去年、自らのホームページでそう宣言したのは米サウスカロライナ州コロンビア市在住のジリアン・オーエンスさん。サウスカロライナ・アーツコミッションやブティックで働く一方、地元の演劇専門誌にステージレビューを書くなど、幅広く活躍しています。
彼女が仕事とは別に始めた「366日プロジェクト」では、近所の古着屋からゆずり受けた服を1日1着リメーク。リメークした服を改めてその店に置いてもらい、販売します。収益は全額女性支援団体に寄付するというユニークな活動です。昨年7月から始めて今年6月末、オーエンスさんは見事に「366日プロジェクト」を達成したのです!
ファッションをもう一度よみがえらせる人という意味で自分を「リ・ファッショニスタ」と呼ぶオーエンスさんの手にかかると、時代遅れの服やサイズの違う服も素敵に大変身。生地を切ったり縫い合わせたりするだけでなく、自宅で染色して色まで自由自在に操ります。それらのリメークの様子も自身のブログで随時更新されているので、ブログを読む側も参考に出来ます。
「366日プロジェクト」は開始してから徐々に注目が集まり、アメリカの有名なトーク番組でも取り上げられました。また、同じようにリメークを行っているブロガーを集めたrefashion co-opというブログもプロジェクト期間中に立ち上がり、オーエンスさんも一時期編集者として記事を寄せていました。
オーエンスさんのリメーク術は見ているだけで楽しくなります。皆さんもタンスの奥に眠っている洋服たちを見直してみませんか?
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