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トゥアタラの巣 200年ぶりにNZ本土で発見

2008.11.08 高田 久代

ニュージーランドの固有種トゥアタラ(ムカシトカゲ)の巣が、約200年ぶりにニュージーランド本土で見つかりました。巣には4つの卵が確認されており、今の時期から来年の3月までの間にふ化する見通しです。

巣が見つかったのは、首都ウェリントン郊外のカロリ・ワイルドライフ・サンクチュアリー。10月31日、作業中にスタッフが偶然発見しました。トゥアタラは、約2億年前と同じ姿を保つ「生きた化石」と呼ばれ、ニュージーランドの離島や保護区で大切に守られているは虫類。メスは、9カ月ほどおなかの中で卵を育て、巣の中に卵を埋めて立ち去ります。残された卵は地面の温度によってオスかメスが決まり、約1年後、赤ちゃんは自らの「卵歯」で殻を破って誕生します。またトゥアタラは、額に「第3の目」をもつことでも知られており、生まれてから6カ月ほどは、この目が白い模様のように見えて特に確認しやすいとのこと。赤ちゃんトゥアタラの誕生にあわせて人気が高まりそうです。



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このニュースの地域

ニュージーランド (アジア/オセアニア

高田 久代