NTT DATAThink Daily

  • 地球リポート
  • 地球ニュース
  • 緊急支援
  • 告知板
  • Think Dailyとは

地球ニュース

RSSrss

Biodiversity

海のいきもの、「国勢調査」ですべて数えます

2008.11.23 高田 久代

80カ国以上から2000人を超える海洋学者たちが参加する「海洋生物の個体数調査」の4回目の中間報告が、11月9日に発表されました。

2000年に始まったCensus of Marine Lifeと呼ばれるこの調査は、世界中の海洋生物について何がどこにどのくらい生息しているかを記録する一大プロジェクト。生命、環境など様々な分野の専門家が構成する国際科学推進委員会のリードであらゆる海の生物データを取りまとめ、2010年に世界初の海洋生物総覧の発行を目指しています。

発表された中間報告では、アメリカとヨーロッパの中間地点にある大西洋中央海嶺(かいれい)に、数百もの固有種や珍しい種が生息していることや、沖縄近くの琉球海溝の水深7200メートル地点で、これまでで最も深いところにすむクシクラゲが発見されたことなどを紹介。それぞれの詳しい調査結果は、11月11日から15日までスペインで開催された海の生物多様性に関する世界会議で発表され、参加した約600人の科学者たちが知られざる海の最新情報を共有しました。



関連するURL/媒体

Bookmark and Share

Thinkテーマ別に読む

Biodiversity

このニュースの地域

地球 (その他

高田 久代