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熱帯カエル、超高速「足立て伏せ」で縄張りアピール

2010.06.12 高田 久代

Red eyed tree frog (Agalychnis callidryas):Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by teague_o

熱帯地方に生息するカエルが、木の枝を震わせて振動を起こしコミュニケーションをとっていることをボストン大学の研究チームが発見しました。

このカエルは、鮮やかな緑色のからだに真っ赤な目が印象的なアカメアマガエルという中米の森にすむカエルのオス。縄張りに別のカエルが近づくと、1秒間に約12回という速さで激しく後ろ足を上下させ、自分の乗っている植物を振動させて相手を威嚇します。

「一言で言えば、超高速の後ろ足腕立て伏せです」と、今回の研究論文の主筆でスミソニアン熱帯研究所のマイケル・コールドウェル博士は話します。

脊椎(せきつい)動物による植物を使った振動信号の初の実証となったこの研究は、6月8日付のカレント・バイオロジー誌に掲載されました。



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高田 久代