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2010.05.11 宮城 広志郎
大成建設とNTTデータ経営研究所は4月19日、横浜市にある大成建設の技術センター事務所棟と札幌支店ビルで排出されるCO2、年間約800トンをオフセットしたと発表しました。
また、大成建設の社員が個人でCO2排出権を1人1トン以上購入し、日常生活のCO2を削減する「Taisei 1ton Club」を設立。賛同した655人分、計973トンを、上述の800トンとともに購入したそうです。
購入したのはNTTデータが試験的に開設したCO2排出権の仲介サイトで、費用は1トン当たり1890円。社員の購入分を会社が取りまとめることで、社員個人がカーボンオフセットに取り組みやすくなるほか、会社の購入分と合わせて購入することで費用を抑えることができたとのこと。このように、社員の分と会社の分を、会社が合わせて購入する取り組みは他に例がなく、日本初なんだとか。
大成建設では2012年までに、同様の取り組みによって会社と社員で計6000トンのオフセットを目指しているそうです。カーボンオフセットはあくまで省エネなどで削減しきれないCO2を削減する取り組みでが、同社では省エネによって35-45%のCO2を削減しているということです。
関連するURL/媒体
http://www.keieiken.co.jp/aboutus/newsrelease/100419/index.html