Climate Change
2010.02.26 ささ とも
IMG_9030:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by zemistor
冬季オリンピック開催中のカナダ、バンクーバーでメダルをかけた熱い闘いが繰り広げられています。そのバンクーバーオリンピックが気候変動対策で銅メダルを獲得したと、カナダの環境保護団体デヴィッド・スズキ基金が2月3日、発表しました。
環境負荷を低減するため、バンクーバーオリンピックでは施設の建築材にマツノキクイムシの被害にあった木材の活用やスケートリンク整備で発生した廃熱の再利用、雨水のトイレ洗浄への使用、自動車の利用を減らす取り組みなどが実施され、約15%(5万7000トン)の温室効果ガス排出が抑制されると推定されています。
同基金はこうした対策を検証し、エネルギー効率に優れた施設やクリーンエネルギーの利用などを評価する一方、持続可能な交通システムにおいて開催地での長期的な改善につながらないことや、国民や国際社会に気候変動対策を訴えるチャンスを充分に活かしていないことを指摘。今後の国際競技のあり方に一石投じることになりそうです。
関連するURL/媒体
http://www.davidsuzuki.org/latestnews/dsfnews02031001.asp