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Climate Change

地球のための「60分」という時間

2010.04.04 西久保 美千代

Lighting the Lanterns © WWF / Simon Lim:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by Earth Hour Global

先月3月27日はEarth Hour(アース・アワー)の日でした。Earth Hourとは、世界中で現地時間の午後8時半から1時間電気を消して、地球温暖化防止の意思表明をするという、WWF(世界自然保護基金)主催の環境イベントです。

この国際的なイベントの発端は、温暖化に対しアクションを起こそうというオーストラリアのWWFメンバーのアイデアからでした。2007年に第1回目の開催。南太平洋に浮かぶ小さな島国ツバルは、温暖化による海面上昇のために島全体が水没の危機にさらされており、第1回から毎年、国をあげてEarth Hourに参加しています。

昨年は88カ国、4,000都市、10億人の参加、日本からの参加自治体は東京都杉並区だけでした。今年は125カ国が参加、日本でもこのイベントの認知度が上がり、たくさんの企業、団体からの参加申し込みがあり、東京タワー、原爆ドーム、広島城などの電気が1時間にわたり一斉に消されました。

たかが60分、されど60分。たった1時間の省エネ量は、地球にとって微々たるものかもしれません。しかし我々人間が「地球の健康」に意識を向ける効果は大きいと思います。



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