Climate Change
2010.03.02 西久保 美千代
Costa Rica Quemodo @Stumptown:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by tonx
2月26-28日にグアテマラで開かれた第3回世界コーヒー会議。持続可能なコーヒー産業の未来を考えるため、77カ国から専門家たちが集まりました。
同会議でICO(国際コーヒー機関、本部ロンドン)のネストル・オソリオ事務局長は、「地球温暖化が、ラテンアメリカ地域のコーヒー産地にも影響をおよぼし始めている。コーヒー生産地の気温が、ここ25年間で0.5度上昇した。それ以前の25年間と比べて5倍上がっている。コーヒー生産のためには、もっと標高の高い土地が必要となってきている。今のままだと生産の持続に支障が出て、世界レベルでコーヒーの需要に問題が出てくるだろう」と警鐘を鳴らしています。
ICOの統計によると、昨年の世界のコーヒー生産量は1億2900万袋(1袋は60キロ)で、今年の見込みは1億2300万袋に減少しています。しかし、今年の世界のコーヒー消費量は1億3400万袋の見込み(前年比200万袋増加)で、生産量よりも多くなっています。
熱いコーヒーでホっと息をつく朝や午後の時間、地球のことも考えてみませんか?
関連するURL/媒体
http://www.elperiodico.com.gt/es/20100226/economia/139642/