the Earth
2014.04.16 河内 秀子
ベルリンのUpcycling Fashion Storeの撮影イベントで
「FASHION REVOLUTION DAY」をご存知でしょうか?
2013年の4月24日、バングラデュの首都ダッカ近郊で起こった衣料品工場ビル崩落事故。前日に亀裂が発見され、危険性が指摘されていたにもかかわらず、翌日も職員に仕事を続けさせ、その結果1100人以上の死者と2400人以上の負傷者を出すという、大変な悲劇を引き起こしました。この工場では、数多くの大手ファッションブランドの製品が作られていたそうで、安価な衣料品生産を支える労働環境が改めて問題視されました。
この事故を、そして自分たちが身につけている洋服を、作っている人たちのことを忘れないため、4月24日を「FASHION REVOLUTION DAY」と名付け、世界各地で数々のイベントが行われています。
今年のファッション・レボリューション・デーのモットーは「Who made your clothes?(あなたの服をつくったのは誰?)」。食料品を買うときは産地をチェックするけれど、洋服を買うときはどこで作られているのか、普段はあまり気にしないですよね。そこで、ファッション・レボリューション・デーは、洋服を裏返しに着て生産国が表記されたレーベルを表に出すというアクションを呼びかけています。
日本からでも、参加は簡単! 洋服を裏返しにして着て、ぱちりと写真を撮ったら、ツィッターやフェイスブック、インスタグラムといったSNSに、「@Fash_Rev」「#insideout」のタグを付けてアップするだけ。ベルリンでは、いくつかのファッションストアなどで写真撮影も行われています。
改めて自分が着ているシャツやコートを裏返しにしてみると、メイド・イン・EU、メイド・イン・ルーマニア、メイド・イン・チャイナ......などなど。国名を出さずにEUとするのはなぜ? 生産国はわかったけど、誰がどういう状況で作っているの? といろいろな疑問がわいてきます。4月24日には、くるり、洋服を裏返してタグをチェックしてみては?
関連するURL/媒体
https://www.facebook.com/pages/Fashion-Revolution-Day-Germany/358022761002655