the Earth
2009.05.24 岩井 光子
今年は世界天文年。ガリレオ・ガリレイが自作の小さな望遠鏡で宇宙を眺めてから400年目に当たることを記念し、宇宙や星に関する様々な催しが世界中で実施されます。
中でもアジアの星文化に注目したユニークな試みが世界天文年2009日本委員会の主催企画 「アジアの星の神話・伝説プロジェクト」 。
星座の物語というと、ギリシア・ローマ神話の方が一般的によく知られていますが、実はアジア各地にもたくさんの話が伝えられています。そこで、アジアに伝わる星や宇宙、天体に関する神話や伝説を改めて掘り起こし、共同で絵本を編集し、出版しようというプランです。
5月11日から3日間、東京・三鷹市の国立天文台で中国、韓国、ネパール、モンゴル、インドネシアなどおよそ15の国と地域の代表者が集まり、絵本の同時出版に向けた話し合いを進める国際ワークショップが開かれました。 日本は七夕伝説のほか、昴(すばる)をうたった八重山古謡やアイヌ神話など4作を選出。参加各国からもたくさんの物語が集まりました。
今後は英語で元本を製作後、各国語に翻訳。美しい挿し絵を入れて仕上げ、2010年の同時出版を目指しています。
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