the Earth
2010.02.01 河内 秀子
(c)Julia Meister
ベルリンは世界中から注目を集めるファッション都市へと成長しつつあります。毎年1月と7月に行われる「ファッション・ウィーク」では、メッセ(見本市)や期間限定ショールーム、美術館や工場跡地でのショーなど、街中でたくさんのファッション・イベントが行われます。今冬は、1月20日から24日まで開催されました。
中でも注目を集めたのは、2度目を迎えるメッセ、「THEKEY.TO」。オーガニック素材を使ったファッションとライフスタイルを提案する100以上のブランドが参加。前回に比べて4割近い増加です。作品展示にとどまらず、グリーン・ファッションの可能性や、近年大きく発展したこの市場についてもっと語っていこうと、緑の党党首、レナーテ・キュナストを招いてのトーク・ショーなどを連日開催。イベントへの入場は基本的にバイヤー向けですが、最終日は「PUBLIC DAY」と称してすべての来場者に開放。来場者同士が持ち寄った服を交換し合うイベントやリメークのワークショップなども行われました。
ベルリンをグリーン・ファッションの中心地にしたいと夢を語る「THEKEY.TO」のオーガナイザー、フランス・プリンス。次の7月の開催も7-10日に確定。レナーテ・キュナストの後援も受け、オーガナイザーたちは次回への意欲に燃えているのです。
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