the Earth
2009.06.11 高田 久代
南太平洋のソロモン諸島でかつて民族紛争で敵対していたグループが集まり、和解への道を話し合うワークショップが開かれました。
NGO「変化の風(Winds of Change)」が5月、ガダルカナル島のルンガで開催した3日間のワークショップには、同島で1998年から2003年にかけて激しい戦闘を繰り広げたイサタブ自由運動(IFM)、マラウ・イーグル・フォース、ガダルカナル自由戦線(GLF)、政府共同オペレーション・フォースらの元指導者たちや戦いで夫を失った妻たちが参加。それぞれの経験を語り合い、和解への道のりを話し合いました。
IFMの元指導者ジャスティン・パスカル氏は、今回のワークショップで過去の敵と会う機会を得たとし、「マラウ・イーグル・フォースの元リーダーとも会うことができた。和解と平和構築にとってとても有意義なことだ」と話しました。一方で、マラウ・イーグル・フォースの元リーダー、パトリック・ハウケレ氏は「このワークショップで、私たちは真実をすべて明かし、謝罪を受け入れた。つまり、真の平和を手にしたのだ」と語り、政府による元兵士の社会復帰支援や和解に向けた取り組みの進展に期待を示しました。
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