Energy
2009.03.21 高田 久代
太陽光や風力などの自然エネルギーに完全移行することによって、モルディブを10年以内に世界初のカーボンニュートラルな国にする-3月15日、モルディブ大統領が発表しました。
「温暖化防止のために私たちが何もせず、また、世界の他の国の人々もこの問題に立ち向かう想像力を持てなければどうなるかを、私たちほど切実に感じている人はいないでしょう」と、モルディブのモハメド・ナシード大統領は首都マレからイギリスのメディアBBCのインタビューに答えました。大統領は、地球温暖化をテーマにした新作映画 「The Age of Stupid」のロンドンでの封切りにあわせて今回の発表を行いました。
モルディブは約1200の島々からなるインド洋の島国。もっとも海抜が高い地点でも2 メートル以下で、地球温暖化による海面上昇などの深刻な影響が心配されています。
「何もせずに他者を非難するのではなく、私たちは自分たちができるすべてのことを実行します。そして、願わくば、カーボンニュートラルな国となって計画が実現したとき、それが後に続く他の国々にとって青写真となることを期待しています」と、大統領は計画にかける想いを語りました。
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http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7944760.stm