Food
2009.03.03 河内 秀子
昨年末、ドイツ中西部にある大手ビオ精肉業者「ロバーツ・ビオ養鶏」で、ビオマークの不正表示が発見されました。1994年からビオ養鶏場を始めた有名な先駆者、ベルトルド・フランツザンダーが起こした事件とあって、業界に大きなショックを与えています。品質と味に定評があったロバーツ・ビオ養鶏場。世界最大規模のビール祭「オクトーバー・フェスト」にも、昨年度は2万羽以上の鶏の丸焼きを提供していました。
不正表示が発見されたのは、昨年。ビオ認証のための検査はパスしたのですが、他の飼料販売店について調査中の検査官が、顧客リストにフランツザンダーの名前を発見。追跡調査で、オーガニックではない飼料が大量に使われていたことが明らかになったのです。ビオへの不信感が広がるかと、一時は心配されましたが、管理係によって明るみにでたスキャンダルは逆に、厳しい「ビオ認証」と検査が機能していることを印象づけてくれたようです。
関連するURL/媒体
http://www.taz.de/1/zukunft/umwelt/artikel/1/der-schwindel-mit-den-bio-puten/