Food
2009.03.12 河内 秀子
イースター(復活祭、ドイツ語でOstern<オースターン>)は、ドイツでは春の訪れを感じさせる素敵な祝日です。3月21日以降、最初の満月後の日曜がイースターで、今年は4月12日です。3月になると、スーパーの店頭には、豊穣のシンボルであるウサギをモチーフにしたお菓子やカラフルに色づけされた卵が並びます。
イースターの日曜日には、卵を公園や家の庭に隠して、子どもも大人も卵を探して回るのです。
この風習に欠かせない色とりどりの卵。実は2008年のイースターには、オーガニックのイースターエッグは販売されていませんでした。EUオーガニック通達で、色づけと保存に必要な添加物が許可されていなかったからです。
今年から、補足条項がつけられ、「伝統的な時期だけ」、つまり、イースターの1週間前からならば、自然の色素を使い、自然素材のラッカーをかけたカラフルなオーガニック・イースターエッグを販売することが許されたのです。
今年は、イースターにはカラフルな卵と鳥の巣を模したパンと組み合わせた素敵なオーガニック・ブランチを楽しむことができそうです。
関連するURL/媒体
http://www.schrotundkorn.de/2009/200903a03.php