Food
2010.02.06 奥山 賢治
食を通じて都市と農村の架け橋となり、活動している個人や団体を表彰する日本農業賞(主催:全国農業協同組合中央会、NHK)の特別部門「食の架け橋賞」の大賞に1月30日、神奈川県立相原高校が選ばれました。
同校では生徒が中心となって家畜の飼料の栽培から、飼育、販売までをおこなっており、農と食、地域をつなぐ取り組みに力をそそいでいます。受賞理由として、食品メーカー「中村屋」と共同で、生徒が校内で育てた老廃牛(牛乳を搾り終わった牛)と野菜を使ったレトルトカレー「相原牛カレー」や、食品廃棄物を発酵させた飼料で育てた豚と無農薬栽培した野菜を用いた中華まんを販売するといった、 「食のリサイクルループ」に基づいた商品開発をしてきた点などが評価されたようです。
高校生のころから農業にふれ、実感できる食の大切さ。全国の高校と食品メーカーが率先して、このようなコラボレーション企画をもっともっと実現してほしいものです。
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http://www.aihara-h.pen-kanagawa.ed.jp/tikusan/tikusann.html