Forest
2011.12.23 山田 由美
Colors of Autumn | Ampthill Forest, Bedfordshire, UK | Autumn view through Beech Trees:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by ukgardenphotos
イギリスで2010年12月から「Big Tree Plant」というキャンペーンが始まっています。これは緑の少ない都市部に4年間で100万本の木を新しく植えようという初の試み。政府が400万ポンド(約4億9000万円)の予算枠を設け、環境・食糧・農村地域省(DEFRA)や森林委員会などが10数団体と協働で進めています。
12月1日には1周年を記念してDEFRAのジム・ペイス大臣が植林のイベントに参加し、1年間で10万本を植えた手応えを市民と分かち合いました。さらに大臣は、今後既に40万本の植林が予定されていると公表。DEFRAはこの発言を受け「100万本達成は確実」としたプレスリリースを出しています。
木を植えることは地域や地球環境によいだけでなく、市民が楽しめる社会活動になることから、既にたくさんの人々が個人で、あるいは、市民グループによる植樹イベントなどを通して参加しています。
2015年までに1メートルになる木を植えるために、複数の団体がどのような木をいつ植えるかなどアドバイスをしています。今後木々の成長の手助けをしていくことも見越し、未来の人たちから感謝される社会を築こうというこの取り組み。キャンペーンのサイトには植えられた木の数が常時表示され、遠く日本からも緑豊かになりゆく姿を想像して応援したくなってしまいます。
関連するURL/媒体
http://www.defra.gov.uk/news/2011/12/01/a-million-more-trees-by-2015-defra-pledge-on-track/