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遺伝子組み換えトウモロコシにもの申す!

2009.04.05 河内 秀子

ドイツでは、遺伝子組み換えのトウモロコシに反対する運動が広まっています。市民団体「 私たちの種を救おう(Save Our Seeds)」が行うこの運動は、「バンタムが育つところに、遺伝子組み換えトウモロコシは育たせない」をスローガンに、農家から庭を持つ一般市民まで幅広く遺伝子組み換えでないバンタム種を植えてもらおうというもの。2006年に始まりました。

参加者は、オーガニック食品店や、インターネットで種子を購入し、Save Our Seedsに植えた場所を知らせます。そして、もし近隣に遺伝子組み換えトウモロコシが栽培されている場合には、遺伝子組み換えでないバンタム種に影響を与える可能性があることを生産者に伝え、同時に食糧・農業・消費者保護省のイルゼ・アイグナー大臣にもカードを送ります。

日当たりの良い土地には、4月中旬からバンタムを蒔(ま)くことができるそう。順調に生育すれば、9月には、美味しいトウモロコシを楽しむことができます。

米モンサント社が開発したGMトウモロコシ「MON810」は、ドイツでは2007年4月に取引が禁止され、同年12月に再許可になっています。しかし、今回の運動を筆頭に消費者団体や環境NGOなどは禁止令を要求。アイグナー大臣も、国内での認可体制を再検討したいと発表しています。



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河内 秀子