Imagination
2015.03.12 平澤 直子
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国際女性デーである3月8日、世界ではさまざまなキャンペーンやイベントが開催されました。
YouTubeは3月8日に先立ち、世界中の若い女性へ向けた応援メッセージを発信するキャンペーン"#DearMe"を展開。さまざまな悩みを抱える世界中の10代の女性に向けたメッセージ動画を、アメリカ、インド、日本など、世界各地で活躍するYouTubeクリエイターと共に作成しました。
これに合わせ、六本木のYouTube Space Tokyoでは最強女子会を開催。大学講師でありコラムニストでもある安藤美冬さん、YouTuberバイリンガールのちかさんが登壇し、過去の自身の悩みやそれを克服した体験を語り、参加者と交流しました。
一方、アメリカのハリウッドでは、キャメロン・ディアスやジェシカ・アルバ、カーリー・クロスといったセレブが自身のソーシャルメディアアカウントの写真を、女性の形の白い影の画像に変更し、反響を呼びました。これは、WE'RE NOT THERE YETという、クリントン財団がビル&メリンダ・ゲイツ財団とともに進めている男女平等を訴えるプロジェクトNo Ceilings: The Full Participation Projectの展開するキャンペーンで、世界はまだ男女平等ではないということを主張するものです。
同プロジェクトはさらに、女性たちの置かれた現状を豊富なデータで示す「No Ceilings報告書」を発表。プロジェクトを率いるヒラリー・クリントンが9日、ニューヨークでイベントを開き、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイ(ビデオ出演)をはじめとする著名人とともに男女平等を訴えました。
またロンドンのFacebook本社では、エマ・ワトソンをホストに、先日地球ニュースでも紹介したUN WomenのHeForSheキャンペーンに関するQ&Aセッションが開催されました。Facebookに寄せられた質問や会場からの質問に対し、エマ・ワトソンは、「(男性が女性に、または女性が男性に)ドアをあけることは礼儀正しい動作なだけ(男女不平等ではない)」「国連『平等』機関で働くのが夢(HeForSheキャンペーンとLGBTとの関係に関する質問に答えて)」などと答えていました。セッションの模様(国連広報センター<UNIC Tokyo>やエマ・ワトソン、HeForSheのFacebookページから視聴できます)は日本時間の3月10日現在120万回以上再生され、海外の多数のメディアでも報じられています。
男女平等を訴える、欧米の活発な活動、日本も見習いたいものです。
関連するURL/媒体
http://www.internationalwomensday.com/