NTT DATAThink Daily

  • 地球リポート
  • 地球ニュース
  • 緊急支援
  • 告知板
  • Think Dailyとは

地球ニュース

RSSrss

Media

アメリカ発アニメ「モノの物語」、家電業界を斬る!

2010.12.11 宮原 桃子

モノの生産から消費、そして廃棄までに起こる環境汚染や健康被害などをコミカルに描いたアニメ「The Story of Stuff」(モノの物語)を製作しているアメリカの環境活動家、アニー・レナードが11月、家電製品についての新作を発表しました。

2007年以降、ペットボトル・ウォーターや化粧品、排出権取引などをテーマに作品を作っているアニーは、短期的な消費を促す家電は「ゴミにするためにデザインされている」とし、長く使えるモノを有害物質を用いずに生産し、そして適切に回収・リサイクルするべき、と8分に満たない作品の中で訴えています。

アニーは、グリーンピースなどの環境団体で働いた経歴を持ち、約20年間に40カ国を巡り、モノの生産から廃棄までの各現場に足を運んでいます。

作品では、大量生産・大量消費・大量廃棄のサイクルで資源・エネルギーが無駄に使われていることや、製造や廃棄の過程で環境や人体に影響を及ぼす有害物質が発生していること、また、捨てられた製品が先進国から発展途上国へ大量に持ち込まれている実態などを、シンプルでコミカルなアニメーションでわかりやすく説明。最新作を含む作品はすべてインターネット上で公開されており、これまで計1400万回以上も閲覧されるなど、世界的に大反響を呼んでいます。

作品の最後には、一人ひとりがエコな商品を選択したり、政府や企業に訴えるなど、消費者として起こせるアクションを提案しています。一見巨大な問題に思えることも、結局は私たち消費者の日々の行動にかかっているということを、改めて考えさせられる作品です。



関連するURL/媒体

Bookmark and Share

Thinkテーマ別に読む

Media, the Earth

このニュースの地域

アメリカ (南北アメリカ

宮原 桃子