Biodiversity
2009.09.15 高田 久代
ニュージーランドに生息する世界最大級の昆虫ジャイアント・ウェタが、自然保護区となっている無人島からオークランドにある子ども向け昆虫・動物園「バタフライ・クリーク」 にやってきました。地元の子供たちが見守るなか、特別に用意された飼育施設で繁殖の取り組みがはじまります。
ジャイアント・ウェタは、大きいものでは体長9センチ、重さ70グラムほどに成長するコオロギやカマドウマに似た昆虫。絶滅が心配されており、通常はリトルバリア島などの離島で保護されていますが、飼育施設内での繁殖プログラムのため、16匹のジャイアント・ウェタがオークランド空港近くのマンゲレ地域に移送されました。繁殖によって産まれたウェタは、離島の保護区に放されることになっています。
バタフライ・クリークでは、ジャイアント・ウェタのほかにも巨大クモのタランチュラや巨大ムカデなどの同時展示もおこなわれる予定。勇気ある地元の男の子たちの注目スポットになりそうです。
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http://www.nzherald.co.nz/environment/news/article.cfm?c_id=39&objectid=10595614&ref