the Earth
2009.12.08 河内 秀子
地下鉄、Sバーン(近郊鉄道)、バスと公共交通網が発達しているベルリン。金・土曜日の週末は夜通しSバーンが走り、ナイトバスも充実しているうえ、自転車用の道路も整備されているので、自動車を持つ必要性をほとんど感じません。その点において、この街はとても環境に配慮しているといえると思います。さらに12月からは、世界で一番長い伝統を持つエコマーク「ブルー・エンジェル」を獲得したバスが、ベルリン交通局(BVG)の下で新たに走り始めることになりました。
メルセデスベンツが開発したバス「Citaro LE」は、排ガス浄化技術「ブルーテック」により、ユーロ5(排ガス規制のEU基準で、現時点で最も良いとされる値)の基準を満たしています。また、この「ブルー・エンジェル」の獲得理由として、車の内部でも外部でも音が従来のものよりも非常に静かなこと、オゾン層を破壊する素材を全く使っていないこと、冷却時におこる温暖化係数が非常に小さいこと、コーティングに重金属を含むものを使っていないことなどが挙げられています。144台が完成し、そのうちまずは3台が10月にお披露目になりました。黄色いボディに、晴れがましく青い『ブルー・エンジェル』マークをつけた姿が市道にあふれる日も、もうすぐです!
関連するURL/媒体
http://www.bvg.de/index.php/de/103839/name/Meldungsarchiv/article/639241.html