Peace
2015.03.11 平澤 直子
Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by 淳平 筈井
2011年3月11日、東日本大震災。そして東北各地を襲った津波。津波に襲われた地域の中には、以前にも大規模な津波に襲われた痕跡のあったところが多数ありました。ある場所では、当時の津波の高さを示す石碑により命を救われた人たちがいた一方、そういった指標のなかった場所では、津波から逃げ切れずに命を落とした人たちもいました。
津波はまたやってくる。そのときに人々が無事津波から逃れられるようにと、津波到達ラインに桜を植えている人たちがいます。NPO桜ライン311です。彼らは、岩手県陸前高田市内約170キロに渡る津波の到達ラインに10メートルおきに桜を植樹し、桜並木を作っています。そして、津波の恐れがあるときにはこの桜並木より上に避難するよう、後世に伝承していくことを使命とし、活動しています。
2011年の秋から始まったこの活動により、2014年12月時点で767本の桜が植えられました(植樹の進捗状況、桜の品種、植樹日などはこちらの地図で確認できます)。この活動や関係者へのインタビューを撮ったドキュメンタリーも製作され、現在アーツ千代田3331および日本全国のサテライト会場で開催中の第二回3.11映画祭(東日本大震災を機に浮かび上がった多様な社会的問題をとりあげた映画を上映する映画祭。第一回は昨年3月に開催)でも上映されました。
目標の1万7000本まであと1万6000本強。支援の方法はいろいろありますので、ご興味のある方は参加しやすい方法でどうぞ。
●植樹ボランティアをする
3月28日に春の植樹会が開催されます。植樹ボランティアの募集は終わってしまいましたが、植樹会運営ボランティアはまだ募集中です。
●寄付をする
マンスリーサポーターを募集しています。毎月1500円から寄付ができます。
●「いいね!」や「シェア」で応援する
社会貢献プラットフォームのGooddoで、「いいね!」や「シェア」をするだけで無料で寄付ができます。
●ライブに行く、グッズを買う
東北さくらライブプロジェクトという、桜の植樹活動をサポートする団体では、ライブやグッズ販売をしています。同団体を通して間接的に桜ライン311および他の桜の植樹活動をする団体を応援することができます。
また、現在東急百貨店では限定グッズを販売していて、こちらの収益の一部は桜ライン311の活動に役立てられます。
●検索をする
3月11日当日にyahoo!検索で「3.11」と検索すると、ひとりにつき10円がYahoo!検索から桜ライン311を含む、被災地復興支援団体に寄附されます。
関連するURL/媒体
http://www.sakura-line311.org/