Travel
2010.11.09 宮原 桃子
オランダのアムステルダム空港に隣接するホテル「ドリント・ホテル アムステルダム・エアポート」の1フロア39室がグリーン&フェアトレードに切り替わり、10月11日にオープンしました。
フロア内の部屋のベッド、ベッド・リネン、バスタオル、バスマット、バスローブなどがフェアトレード認証コットン製であるほか、花やフルーツ、部屋に備えつけのミニバーのドリンクやスナック、ボディケア商品・せっけんなどもフェアトレード製品。ホテル内のバーやレストラン、免税店でも一部フェアトレード商品を扱っています。また部屋はカーボン・ニュートラルであり、そのほか節水システム、LEDライトの使用、市内へ公共交通機関を使用する場合は交通費の補助、電気自動車の無料駐車、ハイブリッド・カーへの駐車料金値引きなど、環境面を意識したサービスも充実。
ドリント・ホテルは「環境に配慮した宿泊施設の国際エコラベル」であるグリーン・キーの認証を受けています。グリーン・キーは1994年にデンマークで始まって以来、世界19カ国1050の施設が取得するまでに成長(2010年6月現在)。日本でも2009年にスタートし、現在「銀座吉水」など5施設が認定を受けています。
近年、観光産業では、エコロジーを意識したホテルやツアーなどが広がりつつあります。今後は、ドリント・ホテルの事例のように、エコロジーのみならずフェアトレードにも配慮することが、ホテルやツアーの売りにつながっていくのではないでしょうか。
関連するURL/媒体
http://www.fairtrade.net/single_view1.html?&cHash=71589b811f&tx_ttnews[tt_news]=159