Water
2010.07.29 高田 久代
Plastiki up close:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by ekornblut
約1万2500個のペットボトルを使って造られた全長約18mの双胴船、Plastiki(プラスティキ)号が約1万3000キロにおよぶ130日間の航海を無事に終え、ゴールのオーストラリアに到着しました。
3月22日、環境活動家のデビッド・ロスチャイルド氏らを乗せてサンフランシスコを出港したプラスティキ号は、海に漂うたくさんのプラスチックのごみについての関心を高めるために計画・設計され、航海のあいだにプラスチックごみが集まる海域「プラスチックのスープ」や、漂着したごみや気候変動の深刻な影響を受ける太平洋の島々を訪れました。
プラスチックごみは海洋汚染の原因の60%から80%を占めていると言われており、少なくとも毎年100万羽の海鳥と10万頭の海洋ほ乳類やウミガメが漂流するプラスチックごみによって命を落としていると科学者たちは指摘しています。
プラスティキ号は7月26日にシドニーのダーリング・ハーバーに入港してミッションを終了。オーストラリア国立海洋博物館での記念セレモニーの後、同博物館に1カ月間展示されることになっています。
関連するURL/媒体
http://news.smh.com.au/breaking-news-national/plastiki-sails-into-sydney-harbour-20100726-10r09.html