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建築廃材からバイオエタノール
2007/01/12 06:15 56 (GMT)
市川清十郎@横浜
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日本初、建築廃材からバイオエタノールを生産する商業プラントが大阪府堺市に竣工しました。これは、大成建設など民間5社が出資するバイオエタノール・ジャパン・関西株式会社が、環境省の補助を受けて進めてきたものです。生産されるエタノールは、大都市でのエタノール3%混合ガソリン(E3)供給実証試験に利用されます。
このプラントでは、微生物による発酵を利用し、年間48,000tの建築廃材から、1,400kLの燃料用エタノールを製造できます。E3ガソリンに換算すると約47,000kL相当。
エタノール混合ガソリンは、ブラジルをはじめ世界中で使用されていますが、日本ではなぜか供給されてきませんでした。生産体制・技術が整うことで、今後の普及に道を拓くものと考えられます。
また近年、高度成長期に建てられた住宅が寿命を迎え、建築廃材が大量に発生しています。これら廃材を有効利用するとともに、化石燃料の使用を少しでも減らし、CO2の発生を抑えるという意味でも期待されます。
関連するURL/媒体
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7859
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