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宇宙からの目でアマゾンの森を守る
2007/06/01 09:59 51 (GMT)
山田由美＠神奈川
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ブラジルのアマゾン地域では2005年8月からの1年間で東京都の
面積の約6倍に当たる約1万3000平方キロの森林が消失したそう
です。理由は違法な伐採などの「環境犯罪」と言われている破
壊行為です。
この森林破壊を食い止めるため、ブラジル連邦警察が目を付け
たのが、日本の宇宙航空研究開発機構（JAXA）が2006年に打ち
上げた衛星「だいち」です。以前からブラジル連邦警察は地上
からの監視が困難な広大な森林の状況把握に、地球の資源を観
測する衛星などの力を借りて犯罪を摘発してきましたが、アマ
ゾンは雨の多い地域で、衛星が写真を撮っても見えるのは厚い雲
ばかり。晴れる日を待っている間に取り締まりが追いつかなく
なっているのが実情でした。
しかし「だいち」は電波を利用することで、天候を問わず地上
の情報を写し出すことができるすぐれもの。早ければ7月にも
日本から画像提供が始まり、連邦警察は来年以降、監視システ
ムの一環として本格的にこの画像を使い始めるそう。夜の闇で
も、続く雨でも、アマゾンの森を看て守る。その取り組みに日
本の技術が一役買います。
関連するURL／媒体
http://sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Science.Environment.Health&id=2007042901000331.xml
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